「いいね」の一言が、チームを動かした。——自分の「好奇心」が、みんなの「いいね」に繋がった日。
「これ、光に当たるとキレイ」その言葉は、特別な言葉ではありませんでした。誰かに向けた言葉でもなく、発表もなく、ただ口からこぼれ出た、独り言のような一言でした。でも、その一言で、グループの空気が変わりました。
照明プランナーが、なぜ子どもの教室を作ったのか。
美味しい料理を出す素敵なお店でも、光の当て方が間違っていれば、その魅力は伝わりません。素晴らしいアート作品でも、光が当たっていなければ、存在しないかのように見えてしまいます。
「上手だね」より「なんで、そうしたの?」——たった一言で、子どもの思考が動き出す。
めぶきLABで、子どもたちが作品を作っているとき、僕はほとんど褒めません。「上手だね」「きれいだね」「すごね」この言葉を、できるだけ言わないようにしています。

『種は、どこで芽吹くのか。――新STEAM教育とデザインの力』
偏差値では測れない、「その子らしさ」をどう見つけるか。
照明プランナーとして26年、光の仕事をしてきた著者が、ある小学校の廊下で目にした、子どもたちの目が変わる瞬間。そこから始まった問いが、この一冊になりました。
本書は、めぶき Art Design Academyが提唱する独自の教育モデル「新STEAM教育」と、感性を育てる6つの視点「MEBUKIフレームワーク」を、理論から実践まで描いた一冊です。
学校、家庭、企業、そして学習塾――子どもたちの感性が芽吹く「土」は、教室の中だけにあるのではありません。すでにある場所、すでにある時間に、小さな肥料をひとつ加えるだけで、何が変わるのか。
「うちの子、何が得意かわからなくて」と感じたことのある、すべての保護者の方へ。そして、教育に関わるすべての方へ。
種は、もうすでに落ちています。あとは、光を当てるだけです。
種はどこで芽吹くのか PDF版 無料進呈中
目次
序章 光は、価値を見つける
【第一部 理論編】
第1章 STEAM教育の「A」はなぜ日本で機能しないのか
第2章 感性と非認知能力——偏差値では測れないもの
第3章 デザイン思考という「右脳の言語」
【第二部 実践編】
第4章 同じ教室に、違う宇宙がある
第5章 感性の芽が動く瞬間
第6章 種は、どこで芽吹くのか
【第三部 設計編】
第7章 MEBUKIフレームワークの全貌
第8章 芽吹いた先の景色
第9章 新STEAM教育を社会に根付かせる
第10章 企業・地域・家庭が連携する創造のコミュニティ
終章 種が社会に根付く日